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ライフ・オブ・デビット・ゲイル

ライフ・オブ・デビッド・ゲイル [DVD]
忙しい年末と年始の合間、「ビデオテープの大掃除」という名目で見た映画。タイトル的には覚えづらいのでしっかりと書いておきたいと思った。

ケビン・スペイシーが演じるキャラクターはタイトルにもなっている死刑囚、「デビット・ゲイル」。優秀といわれた大学教授であるにも関わらず、何故彼が死刑囚となってしまったのかを、映画の中で少しづつ語られていく。

テーマとして選んでいるのが「死刑制度」という事もあり、全体的に重い内容になっている。ただし、面白いなと感じたのは「反対」とも「賛成」とも、この映画の中では訴えてはいない。どちらの立場で見たとしても、あまり深い違和感を感じないと思う。その点ではメッセージ性は強くはないが、内容的に考えさせられる物にはなっていた。

※ でも、ちょっと残酷なシーンがあるので、年末に見るものじゃなかったかもしれない。


さて、ここから先は内容に付いて正直に自分の感想を書く。ヒューマン・サスペンスとしては良く出来ているが、サスペンスな部分は実はあまりないと思う。演出の仕方や、まとめ方という点ではうまいな〜、よく出来てるな〜とは感じたが、個人的にはラストはかなり最初の方で予想が出来ていた。そういう意味でサスペンス的なところは、そのラストに向ける為に落としていったパーツ(謎)を自分の中で拾って埋めていくだけだった。なので、ハラハラ・ドキドキ感は自分としてはあまり無かったのだが、最後までパーツを見落とさない為に緊張感を持って見られたという点も含めて、作品全体としてはとてもよく出来たストーリー・設定であると感じられた。


なんか突っ込みどころが無い作品だった*1ということは、とても印象深かった。

そうそう、雑誌記者役としてケイト・ウィンスレットが出ていた。どこかで見たことあったな?と思ったら、「タイタニック」の人だった。そうだ、そうだった。内容的に全然関係ないんだけど、メモとして書いておこうっと。

*1:そういえば、取材に対する報酬はそんなに高額なの?という事ぐらいか、あえて突っ込むとすれば。