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ハリポタ5巻。

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 ハリー・ポッターシリーズ第五巻 上下巻2冊セット(5)
昨日の夜、やっと読み終わりました、「不死鳥の騎士団」。
11歳でホグワーツに入学したハリーも、1巻ごとに1歳、1学年成長し、この巻では15歳になった訳です。15歳といえば、思春期。日本でも中学生と高校生の狭間にあたる歳で、恋に勉強にと忙しい時期でもあります。
と言う訳で、読み終わった直後の感想ですけど、まさにこの巻は思春期の学生達の物語。今までの巻とはかなり内容が異なっていて、私の感覚的には、既に「児童書」では無くなっている気がするのが、率直な印象です。というか、これは小学生が読んでも訳わからんだろう。
ネタバレにならない程度に書いていきますが、今までとの一番の違いは人間関係が複雑になったこと。今までは単純に「ハリー」が他の人とどう付きあっているか?だった。友人関係だったり、ライバルだったり、親の敵だったり、頼れる大人達だったり。
ところが、今回はこの「大人達」がストーリーを複雑にしている。人間関係の好き嫌いのレベルから、政治的な駆け引きの話にも発展している。なんだか、大人の泥臭い部分だ。なんか微妙にヤな感じ。
登場人物が増えたこともあって、それぞれのキャラクターの印象も希薄になったな〜という感じもします。あの嫌な「フィルチ」さんですら、数回しか出てこない。「ピーブス」も殆ど出てこない。「血みどろ男爵」なんて、名前しか出てこない。ファンは要注意。


・・・いないか。