みた、こと。きいた、こと。

合言葉はSite Seeing

台風の爪あと

昨晩まで激しい雨音を響かせていた台風も、一夜明けて東北の方に抜けたらしく起きたらすっかり晴れていた。日差しはポカポカだ。しかし風はまだ強く窓の外はスゴイ音を立てていた。今日はどこにも出かけないで家でダラダラしていよう。
そんな怠けた事を思いながら遅い朝食の後片付けをしていたら、玄関のチャイムが鳴った。配達の人が来たらしい。こんな強風でも配達するんだから大変だよな〜と思って扉を開けると(開けたのは私じゃないんだけど)、ものすごい風が家の中を吹き抜けて、スゴイ音がした。
バタン!
と。室内の換気をする為にリビングの窓を少し開けてあったのだが、玄関を開けた時に風が一気に流れ込んできたらしい。そしてそれだけなら物が飛ぶぐらいで済んだんだろうけど、どうやらトイレのドアが半開きだったみたいで、強風のあおりを受けて勝手に開いてしまったようだ。
我が家のトイレのドアには「開きすぎ防止の為の金具」が付いている。ドアが半分ぐらいで止まるようになっている。ところが、強風の力とはすごい物で、この金具の止められていた木枠ごと引っこ抜いてドアを全開にしてしまったのだ。
配達の人を帰した後で改めて被害状況を確認してみると、驚くべきことに気が付いた。なんと、木枠だと思っていたものは「コルク」だったのだ。木っぽく見せるシールで装飾してあるだけで。写真は外れた木枠。ボンドで止めてあった部分が剥がれてコルクがむき出しになっている。外側のキレイな部分は「木のシール」だ。持ってみるとやたらと軽い。
最近の建材はこんな安物を使っているのかと、正直ビックリ。ちなみに修理をお願いしたら「埋め込まれてる部分を一旦削りだしてからもう一度やると大工事になるので、そのまま木工用ボンドで接着して木ネジで何箇所か止めておけばいいよ」と言われた。そんなもんですか。