スパイ・キッズ３ - みた、こと。きいた、こと。

いやもう、なんだか滅茶苦茶な作品だ。
面白いといえば面白いんだが、内容的には滅茶苦茶だ。あんまり真面目にコメントするような作品じゃないかもしれない。
実はスパイ・キッズの「１」は結構好きだった。まぁ、あれもコメディーだし、ギャグやパロディーの要素が多いので、そういう意味では楽しめるし、なにより現実離れしたスパイ・グッズの数々が楽しかった。
「２」は実は見ていない。だからというのもあるのかもしれないが、「３」には知らないキャラクターもたくさん出てきていた。ま、その辺りは知らなくても楽しめる内容ではあるのだが、逆に言えば「スパイ・キッズ」でなくても良かったんでは？と思う。
ネタもありがちだし。何より期待外れだったのは「主人公ジュニの活躍が無い」所にある。そう、なんだかすんごく頼りないのだ。もともと頼りないが、拍車を掛けて頼りない。周りに助けられ、流されているだけのようにストーリーが進む。しかもお姉さんであるカルメンが捕まっていて、半分も出てこない。これはスパイ・キッズじゃないだろう、と。もっとカッコイイのが見たかった、と。もともと３Ｄで見せる為の映画ということもあるのか、構図的には無理が多い。そしてそれにあわせているので展開が滅茶苦茶になる訳だ。
ま、見たということの備忘録的に書いておくことにする。でも、それはそれとして「２」は見てみようと思った。私の求めるカッコ良さはきっとまだ「２」にはあるんじゃないか？と思うから。