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勤怠管理IVR。

IVRというシステムがある。電話をかけると自動で応答してくれるシステムというかサービス。今どき、いろんな会社で『音声自動応答』とかいう言葉で紹介されていたり、提供されていたりするアレ。
意識していないとその存在はあまり気付かないこともあるが、例えばビジネスホテルなんかではモーニングコールのサービスとしてシレッと提供されていることもあったりする。意外と身近に。見渡せばいろいろある。
以前、それで新しいことが出来ないかな〜とぼんやり考えていたとき、『勤怠管理IVR』っていうはどうだろうと思った。結論から言うとダメなんだけど。というか、既にそんなのは沢山あるんだけど。

発端は、電車が事故で遅れていた時のこと。
会社に電話で連絡をするんだけど、そもそも電話に出れる相手も出勤していないという事実。
『上司に連絡する』のが社会人の常識とはいえ、相手がいなければ『イントラに代わりに登録してもらう』という事も行われるが、そもそも『誰かが電話に出なければならない』という時点で、その人にとっては仕事を邪魔されるワケで、あまり良くないよなぁ〜と。しかも、同じ路線を使う人から次々と、間髪いれずに入ってくる。まぁ、いろんな意味でお互い様なんだから別に気にしても仕方がないんだけど。
メールで投げ込むというのもありだけど、携帯電話のメールアドレスはプライベートなものなので、そもそもそれを使うのがイヤという人もいるだろう。
今どきはイントラを携帯からWebで見れるというのも決して珍しくは無いけど、あれは結構セキュリティーが難しい。社内向けのサービスを社外でも利用できるようにするのはいろいろ危険が伴うわけで。まぁ、それが出来ることを売りにしているわけだけれども。

なので、そんな所をサポートする電話の仕組みが合っても面白いかな〜と思った。

仕組みとしてはそれほど難しくなくて、特定の電話番号にかけると、社員番号なんかを聞かれ、それを入れた後で登録する理由を番号で選んで、遅刻の場合は到着予定時間を入れると、イントラにスケジュールを入れてくれる。
みたいな。
同時に上司にメールまで送ってくれる。
みたいな。
電話なので社員番号とかの利用方法を工夫すれば、Webと違ってサーバから情報がもれるみたいな危険性はないし。電話でハッキング出来るのは、映画「MATRIX」の世界だけだ!
ちなみにこれ。会社のイントラとして使うだけじゃなくて、社外でタイムカードが押せない人の勤怠管理にもつかえるな〜とか思った。営業職とか、車で回勤する仕事とか、介護関連で訪問が基本の仕事とか。
ただ、学校の出欠確認に使うと、教室に誰もいないのに、出席していることになる不思議現象が起こるのは間違いないと思うけど。
みたい、な。