くしゃみ。
朝、上司がいきなり声を掛けてきた。
『くしゃみは我慢しない方がいいぞ』
と。
あれ、良く見てるナァ?っていうか、良く気付いたナァ?って思った。自覚がある私の悪癖の1つである。
子供の頃から、くしゃみが出来ない。というより、くしゃみを押さえ込むことが癖になっている。ドリフのカトちゃんみたいに「ヘッブシッ!」とか「ハックショーイ!」「ヘーックション!」みたいな豪快なクシャミでなくても、普通のくしゃみができない。
余程突発的に襲われて押さえ切れなかった場合はともかく、殆どの場合は「ンッ!」とか見たいになる。音が出たとしても「クチッ!」程度。
今でこそ誰からも言われないが、若かりし頃は
『かわいらしいくしゃみでうらやましいな〜』
等と、お年頃の女性からは良く言われたものだった。私の見た目とかそういう話じゃなくて。それに、そもそもそういうつもりで癖になったんじゃないし。
ハッキリとは覚えていないが、子供の頃の自分の性格を考えると、たぶん
くしゃみをすることで周りから注目されるのがイヤだった
んだろうと思う。それを無理矢理押さえつけるようになったと。
花粉症だろうが風邪だろうが、くしゃみは人知れずに押さえ込んで飲み込む癖がついている。*1 だが、医学的には体に負担を掛けていることになるのであまり良いことではないらしい。場合によっては鼓膜を破ったりすることもあるそうだ。
珍しく?というと失礼だが、上司からそんな風に言われたことはありがたい事かもしれない。
まぁ、なかなか治らないんで実際の所はだから直すって感じでもないんだけど。
*1:気管支に食べ物などが入って咳き込む場合は流石に別だ。あれは流石に生死に関わることでコントロールできるものじゃない。