WASABI
この映画はかなり昔に見たことあるんだけど、録画してあったのでGW中だったかに改めて見てみた。この日記に今まで書いてなかったし。
で、結論的に言うと「日本映画的フランス映画」である。泥臭いところとかはとことん日本映画的。笑いの要素でちょっとフランス的。だから、笑いのツボが日本人の感性ともちょっと違うところがポイント。
よく、監督が同じ*1「リュック・ベンソン」なので「レオン」と比較されることも多いけど、これに関して言えば全く別物だと思う。凄腕な人が女の子を守るというシチュエーション的に似ているところもないことはないけど、なんとなく似ているって言う程度でしかない。
さて、この映画を「日本人視点的に見る」と「一歩引いてしまう」事になる。かなり日本を研究しているんだけど、やっぱり「外国人の見た日本」みたいな部分があちこち*2にあって、それを気にし始めると多分ダメ。それを楽しめれば、それなりに面白い映画になる。
さて、広末良子の女優としての演技力には賛否両論あるみたいだが、冒頭に書いたように「日本映画的フランス映画」であると想定して、「外国人の見た日本」という感覚で包んでみると、それはそれで「ありかな?」って気になってくる。
そう。この映画はそんな風な国際色のごちゃまぜ感を楽しむ映画何だと思う。
ちなみに、「WASABI」のタイトルに意味は全く無いと思います。作中に本当に「ワサビ」が出てくるぐらいで。そういう意味では「茄子 アンダルシアの夏」*3に近いものを感じる。作りたかったから作った!的な。