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アンカー・ウーマン

アンカーウーマン [DVD]
例のごとく、適当にHDDレコーダーに録画してある映画の中から1つをチョイスしてみてみた。「ロバート・レッドフォード」と「ミシェル・ファイファー」が出てるって事だったんだけど、見てて正直「これは微妙な映画だな〜」と思った。

どうにも「世界が2人を中心に回り過ぎ」なのだ。

こういう恋愛映画で一番思うのが「彼女は男の人のどこに惚れたの?」がよく判らないままいい仲になってしまうケースがある事だ。そしてこの映画もその例に漏れず良く判らない。

そりゃ、ロバート・レッドフォードですから?ルックスも良いし、いい感じに渋いし、仕事も出来る凄い人って事ですから、惚れない女性の方がおかしい・・・んだろうが、なんだかやっぱり女性の方から誘っている感じは唐突だし、なんとなく弱いんだよな〜と思う。うん。*1


そして、この映画の一番の特徴はなんと言っても「2人の世界」な事だ。いや「二人の都合で世界が動いている」といっても過言な程の適当感がちょっと許せない。

彼女が旅立つまであと1週間とかなって、急接近したかと思ったらいきなり知らない島でバカンスを楽しむ二人。しかも、周りには誰もいない。どう見ても孤島。そんな所に何しに来ているんですか?っていうか、会社はどうしたんですか?って感じ。

この後もスランプになる彼女に「お前がついていてくれ」とエージェントだかなんだかが判らない人が会社から何から手配してあって「君が必要な間ずっといるよ」的に同棲生活が始まったりする。

なんていうか物凄いご都合的なストーリー展開なのだ。勝手にやっててください!って気分。


結局、テーマは恋愛映画というよりも「報道とは?」だったりするワケだったんだが、そこに至るまでがべったりし過ぎな2人のラブシーンを見せ付けられ続けちゃった事で素直に感動できなかったりして。うん。


個人的にはコレだったら「ブロンド・ライフ」*2の方が面白かったな〜と思う。っていうか、アメリカ人ってアナウンサーとかリポーターが好きね。そういえば。

*1:ま、ブ男の僻みだと思ってくださってもいいですが。

*2:ブロンド・ライフ:過去記事→id:kenbot3:20041123