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サラマンダー

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日本の「ゴジラ」とか「ガメラ」(ギャオス)をハリウッドが「もっとすげーつえー奴にしちゃおうぜ?」って感じのノリで作ったんじゃないか?という近未来恐竜映画。いやもう、CG/VFXはスゴイ。無敵の恐竜のリアルな動きにかなり感心させられた。最近はスゴイね。その一言です。
とはいえ、この作品。突っ込みどころは満載です。核兵器の使用で人類は壊滅、部落ごとの連絡も途絶えたような荒廃した世界で、なんで車はもちろん戦車やヘリコプターが動いてるんだよ!燃料はどこから調達してるんだよ、と。そもそも核兵器でも死ななかった怪物がなんでクロスボウや斧で倒せるんだい!とか、最初の1匹がオスだったのはともかく、メスはいつどうやって復活・増殖したんだい!とか、そもそもオスが1匹だけしか存在しないって生態系的におかしくないか?とか、どの辺りで「最初の1匹」を見分けていたんだろう?とか、もういろいろ。上げると限がない。この映画だけで2時間は語れます。おおっ、新たな映画が作れそうだ。
ついでに言えば、タイトルの「サラマンダー」という名前について。原題は「REIGN OF FIRE」だった。コッチの方がしっくり来たんじゃないか?やっぱり。なんか、ちょっとイメージが違う気がする。
で、結論から言うとこの作品。単純に「なんか怪獣とか出てきちゃうこんな映画って好き!」って人にはオススメですが、細かいことを気にする(私の様な)人には向きませんね。映像はスゴイです。CGだけじゃなく、要塞のディテールとか、雰囲気とかは。
リベリオン -反逆者- [DVD]
話は変わりますが、この作品に出ている「クリスチャン・ベール」ですが、同じ時期の作品「リベリオン」ではかなりカッコイイ役をやってます。こっちの世界観もぶっ飛んだ近未来なお話ですが、個人的にはコッチの方が面白かったです。もう一回見てみたい作品。こっちは。