充電時間と稼働時間のバランスで。
個人的には特に被害はないんだけど、最近話題の「3DS LL」の話。
どうやら、ACアダプターが別売りになったらしく、またそのACアダプターはこのたび値下げが発表された。
ACアダプターが別売りというと、携帯電話とかスマホではそういうケースも結構多く、最近はさすがに起こられることが多いからか、ACアダプターはサービスなどの場合もありつつ、買うときにセットにはなったものの、クレードルは別売りなどそれはそれで面倒というか、なんていうか。
確かにACアダプターが別売りで、1つのACアダプターで2台以上の製品を充電できるのであれば、値段が安くなるという意味でメリットがあるといえる。お客様視点な意味で、そういうサービスの考え方も無いとは言わない。
でも。
個人的にはこの条件を最低限満たしていないと、同梱にするべきだと考えている。
「充電時間が稼働時間の半分以下の場合」
だ。厳密に半分以下でなくてもいいが、それが望ましいというか基準。
でなければ、結局2台以上合ってもACアダプターを取り合うだけになってしまう。
今回の話。例えば、別売りではない3DSと別売りの3DS LLを比較してみるとこんな感じ。
機種 3DS 3DS LL 稼働時間 約3時間~5時間 約3.5~6.5時間 充電時間 約3時間30分 約3時間30分 ACアダプター 同梱 別売り
稼働時間に幅がありすぎるが、こういう時は稼働時間は少ない方をベースに考えるべきで。
ACアダプターやバッテリーの性能によっては、稼働中の充電は未稼動時の充電より遅くなる事もあるが、今回はそれは考えないとすると、3DSとLLに限っては、
「充電時間と稼働時間は大体同じ」
と言える。個人的な基準としてはこれであればACアダプターは同梱にして欲しいと思う。
携帯電話やスマホは、通常の使用であれば待ち受け時間があり、単純に考えて充電時間の方が短いし、実際充電器とバッテリーの性能が良いので(メーカー側は推奨してないが)急速充電などにも対応できたりして、充電時間が割と短くても結構な時間使えたりする。
そういう意味で、1つのACアダプターで複数台を使いまわすという事も結構できると考えているので、ACアダプターが別売りというのはありかな?とも思っていたりする。
実際、コネクタ形状が同じで機種変をして前の機種のが使えたりする事も多いし。
でも、携帯ゲーム機の場合はやっぱり微妙だ。機種変は普通しないし、友達や家族と同時に遊ぶ事が多く、バッテリー消費が同時に集中するワケで。
いっしょに遊んでいる時に、もしバッテリーが切れたら「はい!じゃぁ今日はここまで。遊び終わり!」と割り切れるならいいけど、そうじゃなくてもう少し遊びたい!と思ったときは、やっぱり一緒に充電したいと思うわけで。
自分の場合。
モバイルバッテリーなどが最近は充実してきているので、(そういう万が一の時の為に)「事前にモバイルバッテリーに充電しておくという方法をとり、ACアダプタとは別に同時に充電可能な仕組みを用意しておく」としている。自分ひとりでもバッテリーが切れたときに安心だし。
だが、それはあくまでも自衛という形での対応なワケであって、本来はそういう事をユーザ側に強要するのは何かがおかしい。
だから。うん。
ゲーム機はやっぱりACアダプターは標準にして欲しいかな?と、思う。