発汗生活・本編。
ダラダラと書かず、一気に書く。おととい書いた続き。
約束通り書く。
とはいえ、長くなるのは必至なので、結論から先に書いておく。
そこから先は私の個人の話なので、興味なければ解散ってことで。
発汗生活・トレーニング
- 結論
- 長湯しようぜ!夏でもな!
あとは解散の方向で。
そもそも発汗トレーニングって?
前回書いたが、『汗腺』は3歳までに形成され、以降は基本的に増えたり減ったりはしない。
しかし、一旦作られても使う必要がないと体が判断すると一部の汗腺は機能しない状態になる。これを『不能汗腺』と呼ぶ。発汗トレーニングとは、この不能汗腺を能動汗腺(使われる状態)に戻す、維持する為のトレーニングになる。
まぁ、遊んだり学校の授業で運動したりする子供や、日常的に体を鍛えたりスポーツを趣味としている人はともかく、運動しなくなってきた大人としては、トレーニングとして体を無理に動かすのも面倒なのも事実。でも、トレーニングをしなければ、結局汗をかけない体になってしまうわけで、やっぱり大事ですよ?と。
余談だが、空気が乾燥してくる冬場に紅葉などが落葉するのは、葉から水分が抜けやすくなることを防ぐ為で、ある意味で汗腺が機能しなくなる(不能汗腺化)のに似ていると思う。
自分の場合
私の場合、会社への往復や買い物で歩いたりする以外には、特にスポーツはしていない。
以前は、アウトドアや冬場はスキーを趣味としていたので、体を動かすこともあったけど、性格的に一人で何かをするということができないので(本来買い物もしたくない)、ここ数年は全くしていないといっていい。
でも、汗は出やすい体質であり、数えたことはないし、そもそも数えられないけど汗腺はたぶんかなり機能していると思う。
事実、エアコンは年間を通してほとんど使わないし、夏も基本的にはなくても過ごせたりする。汗で困ったことは無い。
2階建てアパートの2階なので、1階より明らかに室温は高いと思うのだが、なんとかなっている。まぁ、風通しがいい部屋であることも助かっている要因ではあるけど。
長湯の入り方
そんな自分だが、特に意識していた訳ではないけど、改めて考えてみるとしているのが『長湯』だった。
以前は毎日30分から1時間ぐらいは入っていた。正確には寝ていた。
震災以降は、意識的に減らしているので休日の土日どちらかだけにしていて、後はシャワーにしているけど。
で、長湯の入り方だけど、特にコツも何もない。
お勧めできない方法として、『寝ちゃえばいい』というのがあるが、いろんな意味で危険もあったりするので、さすがにそれはどうかと思う。
なので、とにかく以下のポイントで出来る範囲で試してみたらいいんじゃないかな?というのをまとめておく。
長湯の入り方
- 入る前には水分補給は忘れずに
- お酒はダメだよ。余計に水分を消費するので
- 温度は低めにする。夏場は38〜40度。冬場は40〜42度
- 熱いお風呂は長くは入れないので当然低めがいい
- この温度は個人差があるので、自分が熱くない温度という意味
- 結局はのぼせない温度がベスト
- 湯量は夏場は少なめ、冬場は多め
- 夏場は汗を出すという意味においては、量は少なくて十分
- 冬場はお湯が冷めやすいので、量は多い方がいい
- あと冬場は肩や首筋を冷やすと十分に体が温まらないから
- 換気扇は回さず、湿度を十分に保つようにする
- サウナ効果がわずかながら期待できる
- 湿度が高い場所ではのども渇きにくい
- 入浴は体を洗うのを挟み、2回に分けて行う
- 1回目は10分未満の短い時間でOK。体を温める目的
- 体を洗った後、10分以上浸かる。汗をかくのが目的
- 体を洗うと、出てきた汗が判りやすくなるのでオススメ
- 2回目の入浴は、リラックスできる姿勢で体を動かさない
- 性格にもよるんだろうけど、できるだけ体は動かさない方がいい
- 理由は、汗をかいていることを実感できるから
- 汗が洗った肌の上で「粒上」になるのがわかるから
- ポタポタと汗が滴り落ちるのを楽しむのも一興
- 最後はシャワーで体の汗を流して終わり
- もう一回洗う必要はあまりないです
- お風呂から出たらもう一度水分補給を忘れずに
- まぁ、こっちはお酒でもとりあえずいいです
- 補給にならないけど
沢山かいてあるけど、ポイントは『体を動かさない』です。
一度、サウナではなくお風呂で汗をかいていることと、汗腺の存在を実感できるという意味で、体を動かさない入り方を試してみることをオススメしたい、です。
ついでに。お風呂の後は『体を急激に冷やさない方がいい』という話もありますが、とにかくお風呂で沢山汗をかいたら、トレーニングとしては完了しているので、それはどちらでもいい気がしてます。自分は特に冷やしたりしてないけど。
普段の生活の中で
とりあえず、自分は特に意識していない中でこのお風呂の入り方をしてきた。
気が付けば、夏場にエアコンがなくても、汗をかいているのに汗が気にならない(汗染みが残らない)体になっている。体質によるものだとか、個人差があるというのは確かなので、誰にでも向いている方法というワケではないと思う。
でも。でも。
一度でいいから、自分の汗腺がどれぐらいあるのか、汗がどこからどれぐらい、どういう風に出てくるのかを確認してみるのは決して悪いことじゃない。
汗腺の数は多すぎて自分では数えられないけど、汗が自分の体から出ている、どんな感じで出ているのかを見ると、汗染みができやすいポイントとかもわかるし、体ってすごいな〜と感じることができるし、何より汗をかくことを身近に感じられると思う。
それが身近になると、普段の生活の中で汗が特別なものではなくなってくる・・・と思う。*1
そういうことも、悪いことではない・・・と思う。
*1:女性は化粧が落ちるとか気にしなくちゃいけないので、汗をかきたくない!という気持ちは判らないでもないですが、そもそも流れるほど汗をかかない体質になれば、化粧は落ちないと思う。事実、普段の仕事の行き帰りの生活においては、自分はハンカチで汗を拭ったりするほど汗が流れたりすることはほとんどない。