みた、こと。きいた、こと。

合言葉はSite Seeing

『えぐい』。

私の席の近くには、相変わらずお菓子がたくさん置いてある。最近は、自分が置いているものよりも、他の人の置いてくれるものの方が多く、日によってムラこそあれども、種類は豊富だ。
そんな中、誰かが置いた『枇杷のど飴』があったが、後輩が飴を取りに来てそれを見て固まった。
ん?どうしたの?と、聞いてみると、
『これ、食べました?』
と、質問で返された。なんで?
『いや、苦くないのかな・・・って』
枇杷は別に苦くないだろう。まぁ、ものによっては「えぐい」のもあるかもしれないけど。
『えっ!?・・・「えぐい」?なんでそんな事言うんですか?!』

いや、普通に言うだろう。「えぐい」って。
『いいませんよ。食べ物には』
言うって。なんかこう、舌とか喉の奥に残るこうウガウガした感じの・・・。
『ウガウガは判りませんけど、そういうのは "後味が悪い" って言います』
あぁ、それ。それでいいや。そんな奴。

で、後輩との会話は一旦終了したんだけど、なんか気になったので調べてみた。
すると、こんな記載が見つかった。

えぐいとは

えぐいとは、「気色悪い」「きつい」また「すごい」こと。
【年代】 1981年(平安時代〜)   【種類】 若者言葉

わ、若者言葉!?
そして、続きがあった。

『えぐい』の解説

えぐいとは本来「あくが強く、喉や舌を刺激するような味がする」という意味(この意味では平安時代から使用)だが、これが転じ「気色悪い・気味が悪い」更に「(気色悪いほど)残忍な・残虐な」「きつい」「きびしい」「つらい」など様々な意味で使われるようになる。
(中略)
現在もえぐいは様々な意味で若者を中心に使用されるが本来の意味を知っている人は減少している。

あぁ。つまり、私はジジイって事ですね。
それはこう、なんていうか『エグイ(残酷な)話』だ。*1

*1:後輩に説明したら、『"残酷"という意味だと思っていました』と言われた。まるほど。そりゃ通じないワケだ。