コーン。
日記に書かなかったが、だいぶ前に新人君に誘われて、仕事帰りにラーメンを食べに行った。
いわゆるオススメの人気店に。そこのお店はもちろん美味しかったんだけど、まぁそれはおいておいて。
その時に昔自分が考えたネタ*1をアレンジしつつ、持論として展開をした。
『コーンは好きなんだけど、あの態度が気に入らん！最後まで残るし！』
みたいに。まぁ、他に話す内容があまりなかったからというのもあるんだけど。まだ共通点とか少ないし。
それが二週間ほど前の話。
今日、昼休みにその新人君が私の席の所まで来た。
『あの、忙しくなかったらいいんですけど』
なに。昼休みだから大丈夫だよ。
『この間のコーンの話なんですけど・・・』
続くのか。
『いや、自分も考えてみたんですけど、コーンはサラダの一番最後にのせるじゃないですか』
そうね。見た目もいいからね。
『だったら、最後まで残っててもいいんじゃないですか？』
違う。それは違う。
最初から最後まで他の食材が見えない状態でも見え続けるという主張する様が気に入らないというのと、そもそも『調理する時』の話ではなくて、『食べる時』の話だ。最後にのせるから最後までいていいとかいう話じゃない。むしろ、『最初から見えているのに最後まで見えているのが厚かましい！』という話で。
コーンは自分を変えずに周りを変えてサラダに存在する。たとえばコーンが他の野菜と一緒に食べられるという数少ないサラダに『コールスローサラダ』がある。しかし、これはコーンが変わったわけじゃなくて、キャベツとか他の食材がコーンと同じ大きさのレベルまで形を変えただけの話で。コーンは何も変わっていないのだ。努力と妥協をしたのは他の野菜の方。
ならばコーンを細かく刻んでドレッシングやマヨネーズに混ぜるというのはどうか？という考えもある。ただ、それは味付けとしてコーンが入っているだけで、サラダとしてコーンが体をなしていない。そういう事でもないのだ。*2
コーンは俺も大好きなんだけど、コーンがコーンでありながら他の食材とサラダとして味は問題ないのに食べ方として馴染んでいない状況が。最後まで残ってドレッシングまみれになる様が、なんとなく気になってどうにかならないものかと常々考えているわけだ。
・・・という感じで、昼休みに無駄に議論を交わした。ほぼ一方的に。
昼休みが終わり、自席に戻った新人君に、会社の先輩が、
『なんの話だったの？』
と、質問していたのが少々気恥かしかった。
いや、なんか、どうでもいい話なんですよ。実際。
