校庭。

学校が一緒の後輩がいる。
といっても、学生時代に一緒だったということではなく、自分が通っていた附属中学と同じ敷地にある大学に通っていた後輩。
後輩と、なんとなくその学校の話になった時、『ほら、運動場があったじゃん』と聞いたら、『どこにですか？』と聞かれた。
正門の場所から目立った建物の場所を確認しつつ、『この辺り』と説明した場所は、『いや、そこには建物が建ってましたよ。結構年数経ってた気がしますけど』と言われた。
そんな！
しかし、よくよく考えれば、自分が卒業してからの時間と、後輩が入学した時間ではうん十年もタイムラグがある。
仕方ないね。
同じ敷地でも、そこに描いている思い出のイメージは全く違うという事だ。
残念ながら。