変な人。

お客さんの所で作業中、後輩が予定の時間より少し遅れて来た。
タクシーに乗ってきたという。
そして、『もう、すごく変な人と一緒に来たんです！』という。
変な人？
『聞いてください！』
という感じで、作業そっちのけで話をしてくれたんだけど（まぁ、時間的に余裕があるので問題はない）、どうやら面識は特にないけど別の部署に用事があったおなじお客さんの人らしく、後輩とは逆に戻るところだったようだ。
そして、なんとかタクシーを捕まえた後輩に向かって、後ろから
『しょぼ〜ん』
と、いきなり声をかけて来たらしい。ビックリして振り向くと話しかけてきて、結果的に同じビルって事がわかったので一緒に乗ってきたんだとか。
まぁ、『怖かった』という事ではなかったみたいだが、見ず知らずの人に向かって『しょぼ〜ん』という表現がビックリだったらしい。しかも、かなり年上の方だった様で。
なるほど、そういう声のかけ方は駄目だよね〜と回答しつつ、擬音世代の自分も何かの弾みでしちゃいそうだと、ちょっと怖くなった。
むしろ、私が『怖く』なった。自分が。自分のことが。