みた、こと。きいた、こと。

合言葉はSite Seeing

ゲームの中の影。

あまり書くネタがないので、普段ボンヤリ考えていることの一つを書いておく。
影。
ゲームの中の影。
それがどうした?という話でもあるんだけど、殆どのゲームでは『暗黙の了解として影は垂直に描画される』というルールがある。いや、お約束といってもいい。
リアリティーを追求すると、当然のごとくに影は太陽や光源の方向の逆に伸びるものだ。それが普通。
でも、殆どのゲームの場合は「キャラクターの立っている位置の垂直(真下)」が基本であり、光源と直接的な関係はない事が多い。
これは、ゲームの中のある意味ゆがんだリアリティー。
光源の方向に対し、高さの概念が入ると、ゲームとして難易度が上がってしまうことがあったり、むしろ違和感(画面が平面であることが問題の一端)を感じることがあるからだ。まぁ、影の描画を簡易化して処理を軽くしているという意味ももちろんあるが。
無論、全てのゲームではなくてフライトシミュレータや、FPSと呼ばれるシューティングなどの場合は、その影すら重要な情報になることがある為、正確に描かれる。それがあることでゲームとして成り立っているからだ。
だが、影が正確である必要がないゲームも存在する。むしろ、正確である事が望まれないゲームも存在する。いや、その方が多い。
今後どんなに世の中が進んでも、こういう暗黙のルールは自然と不自然の合間の不思議な形として残っていくんじゃないかな〜と思っている。

ゆがんだ法則の1つとして。