うっかりの美学(３)

んで、続き。
ある意味例が良くなかった気もするが、うっかりがある人は、親近感がわきやすい。もちろん、性格的にそれが合わない人も当然いる。択一の話ではない。
だが、うっかりの美学において一番重要なのはそんのことではない。うっかりがあるから生まれる人生の分岐点を失ってしまうことが何より問題だ。
『あっ！うっかり社員証忘れちゃった・・・』『俺もこの間忘れたから入館証のもらい方判るよ』
『やばい、定期忘れてるじゃん』『仕方ないな〜。お金貸してあげるからあとでなにかおごりなさいよ！』
とか、とか。
続く。