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スイカの切り方

夏といえばスイカ。異論は認める。
だが、『スイカといえば夏』には異論は認めない。夏以外の季節にスイカを食べるのは、よほどの理由が無い限りは認めない。金持ちとかそういうのは論外。理由じゃねぇ。
それなら理由って何よ?という話もあるが、スイカは単においしいだけではなく、実は一種の健康食品であることは古くから研究されてきているので間違いない。
ちなみにその効用は?といえば、

  • 腎臓病の改善
  • 利尿作用 *1
  • むくみ改善、血圧降下
  • 体温低下 (体を冷やす作用)
  • 安眠効果

などがある。主に『冷たくてうめぇ!』な部分が強調されがちだが、スイカそのものはちゃんと日本の夏の食べ物としてしっかりと役立っていたりするのだ。

ちなみに、キュウリも似たような効用があって、昔の日本人は農作業の傍らにキュウリを齧って暑気を払ったりしていた。知恵だなぁ。

おっと。話がそれた。で、キュウリはともかく、スイカはどうしてもサイズがでかいので、食べ辛かったりする。世の中にはいろんなスイカの食べ方があるが、ここ数年はもうこの食べ方しかしてないよ!という事をとりあえず書いておきたい。

ちなみに特別な方法でもなんでもなくて、結構普通な話。

スイカの切り方

【材料】
  • スイカ

量は基本的にテキトーで。こういうのは、自分の感覚が大事だ!
っていうか、感覚も何も無いですけど。そのまんまだし。

【作り方】
  • 丸ごとの場合はまず半分に切る(あたりまえ)
  • 半分の場合は1/4に切る(この辺りまでは普通)
  • 1/4になったらもう1回切る(1/8)
  • 中心から放射線状に6つぐらいに切る

以上。

いや、一言で言えば「極端に尖った三角切り」と言えよう。

これにはいろいろと理由がある。端から垂直にザクザク切る食べ方もオーソドックスで嫌いではないが、端の方は食べづらいし、お皿に盛った時に安定感が無い。というか、立っててくれない。

一応、まとめ的に理由を書いておくと

  • スイカの糖分は中心に多く含まれているので、中心から切る事で均等に分配されてどこを食べてもおいしい
  • 中心から切っているので重心バランスがよく、お皿に盛っても倒れない
  • 先端から末端まで細長い形状なので口を大きく開けたりする必要がなく食べやすい
  • 表面積が多いので種が見えやすく、取り除きやすい
  • 大人数で食べるときでもほぼ均等なのでケンカにならない
  • 食べ終わった皮も小さいのでゴミとしてもかさばらない

などなどなど。

なんだかすごそうに見えるけど、工夫というほどのものでもなんでもなくて普通のこと。

ただ、普通の事で工夫というものではないからこそ、一度やってみないとそのすごさに気付かないそういう話。もし、今までの切り方でスイカを『食べづらいな』とちょっとでも思った事があるなら、一度この食べ方を試してもらいたい。また、くし切りされたスイカの端だけが、『食べづらくてごめんなさい。甘くなくてごめんなさい』と申し訳なさそうに食べ残されているのを見たことある人も、試してもらいたい。そんな話。

慣れてきたらちょっと斜めや不規則に切ってみると、見栄えも少しおしゃれになるので、そういう所は工夫してみてもいいかもしれない。

あ、どうでもいい補足ですが、スイカには冒頭に書いたような効用はあるけれども、「スイカバー」と呼ばれるアイスにはそんな効用はありませんので、普通に食べすぎは自重してください。

アディオス!

*1:膀胱炎、尿路結石の改善なども含む