まんじゅうが怖くない世代。
知らない人はいない落語噺の1つ、『まんじゅう怖い』。
・・・だと、思っていた。つい2時間前までは。
後輩が、仕事のファイルの受け渡しのために私の席にノートPCを持ってきた。その時、私の机の上に置いてある私の飲みかけの紙コップを見て、
「あっ・・・水、怖いです」
と言った。もちろん、こぼしそうでの意味で。PCにかかったらどうしよう的な意味で。だから、からかい半分にこう言ったんだ。
「そんなこといってあれだろ?"まんじゅう怖い"の類なんだろ?」
って。すると、
「なんですかそれ?」
という。驚いて、え?!知らないの?知ってるよねぇ?
と、周りの後輩と同じぐらいの世代の子達に話しかける。そろって「知らない」という。
「じゃ、あれ。"時そば" は?どっちも落語で有名なんだよ?」
知らない、という。そもそも、落語って良く判りませんという。
落語がオチで使えない時代になってきた。これは・・・怖い。