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野菜ベーススープ

このレシピはかなり前に1人暮らししていた時にも親に習っていてよく作っていたんだけど、今は小さな片手鍋1つしかなく、でかい鍋が無いので作ってなかった。
が、昨日来た母親曰く「大きい鍋がなければ土鍋で作ればいいじゃない」というごく普通の論理展開をされてしまい、言い訳というか反論の余地がなくなってしまったので、昨日の夜はコレだった。
というワケで、折角なので久しぶりにレシピな記事を書いてみる。まぁ、概ね1人暮らし用のヘルシーな自炊メニューと言える。ま、1人暮らしじゃなくてもいいけど。応用メニューだし。飽きられない範囲で。

【材料】

  • 豚肉
  • 野菜
    • 葉野菜(ハクサイ、キャベツ、コマツナなど)
    • 根野菜(ニンジン、ダイコン、カブなど)
    • その他野菜(長ネギ、タマネギ、もやしなど)
    • キノコ類(シイタケ、エノキ、シメジなど)

以上!
量は基本的にテキトーで。こういうのは、自分の感覚が大事だ!
というか、異常とも言えるほどの野菜を準備するところから始めよう。使いきれるかバカッ!ってぐらいの。もしくは、余り野菜でいい。クズ野菜と言う人もいるけど、クズはいい過ぎだ。野菜にも人権がある・・・ウソ、人権はない。

お肉は鶏肉でもいいんだけど、応用力が異常な豚肉の方が一番無難だったりする。野菜にジャガイモを入れてもいいんだけど、あまりオススメはしない。煮崩れしやすい為、作り終わったスープが濁ってしまうので。煮崩れしづらい品種(メークインとか)を使ったり、レンジで別に調理したりした方が良いかも。

あと、いつもなら申し訳程度に書く調味料を「一切用意していない」という所がポイントだ。ソレについては後述する。好みでニンニクとかクセの強いものをこの段階で入れてもいいけど、好みなので最初の内は入れない方がいい。

【作り方】

  • 野菜を食べやすいサイズに切る
  • 鍋に野菜を敷き詰める
  • 豚肉も入れる
  • 別に沸かしたお湯をたっぷり入れる
    • 水からよりお湯からの方がいい
  • 強火〜中火で全体的に煮込んで完成!

こんだけ。あれ?味付けは?それ美味しいの?という疑問があるかも知れないが、もちろんこのままで食べる訳じゃない。味付けはここからだ。

  • 野菜ベーススープを作る
  • 別の鍋に食べる分だけ取り分ける(※1)
  • スープも移し、中火〜弱火で温める
  • だしの素を適量(小さじ半分〜1杯くらい)入れる
  • 好きな味付けをする
    • 味噌、醤油、塩コショウ、カレー粉、シチューの素、キムチ鍋の素など
    • 鍋風にぽん酢で食べるのもOK
    • ラーメンの具として上に乗せてもOK
  • 減った分だけ新しい野菜、別の野菜を入れる(お肉の追加もOK)
  • 減った分だけ新しいお湯を追加する
  • 強火〜中火で全体的に煮込む。
  • (※1)に戻る

だ。一言で言えば「味付けをせずにとにかく野菜を煮込め、煮込め、煮込め!」だ。それ以上でもそれ以下でもない。ただ、あえて特徴を出すとすれば、野菜ベーススープは「量が減ってきたら新しい具(野菜と肉)を追加し、野菜とスープを永遠に食する」ことが真の目的で、食べきることはむしろ本質に合わないという事か。いや、永遠はさすがに言い過ぎだ。数日間と言い換えよう。

そう、ベースとなる野菜スープを作り、それを好きな味付けで食べるという「手抜き料理」だ。いや、手抜きは言い過ぎだ。「アイデア料理」と言い換えよう。

野菜の旨味が溶け出したスープは決して捨ててはならない。全てを食しつくしてこそ新の達成者になれる。そんな野菜スープ。中途半端に余ったキャベツやニンジン、ダイコンなどはこの為に残したんだ!と言い切ってもOKなぐらい。ぶっちゃけ、試してみればそれなりになんでもいい。味付けをする段階でうどんを加えたり、ご飯を入れて雑炊っぽくしてもいいし。適量作っておいて受験生の夜食に!なんて事もいいかもしれない。


注意しなくてはならないことは「スープが傷まないように気をつけること」である。それは「保存方法」であり、「加熱」と「冷蔵」という大事な話だ。夏場は傷みやすいのであまり作ることをオススメしないが、半日台所で放置していてもOKな冬場は、体が温まるスープとして大活躍する。ま、出来るだけ冷蔵庫で保管するようにし、1日に1回ぐらいは加熱して殺菌することをオススメする。でかい鍋が入るぐらいのスペースは確保して。

好みでバリエーションは幾通りにも出来、野菜を無駄なく使うので、とても健康的かつ経済的である。そもそも作り方、レシピというものも形骸的なもので、基本的には適当で大丈夫なようなものだ。深く考えなくちゃ成らないようなものはないし。ま、悩むとしたら何の野菜を入れようかな?今日は何の味付けにしようかな?ぐらいなもんで。

普段の組み合わせではありえないような野菜が入ったメニュー(例えばハクサイ入りカレーとか)が普通に誕生しちゃったりするが、それはそれで新しい発見なんだって思えば普通に美味しいので、とりあえず一度試してみてもらいたい。


アディオス!