今、そこにない「ない」。
今時の流行言葉に「KY」がある。意味はいわずもがななんだが、あえて書くと
- KY:空気が読めない
だ。「ない」と否定的な言葉なのにその部分については省略されている。なので、内容を正しく理解していないと「空気が読める」と勘違いしてしまいかねない。*1 同じように
- MA:マジ、ありえない
- IW:意味、わかんない
というのもあるらしい。
最近、ネットをうろついていたら「おまはや」という言葉に辿り着いた。しばらく意味がわからなかったんだが、調べてみたら
- おまはや:おま(えには)はや(さがたりない)
という意味だそうだ。他の人が先に書き込むなどしていて、「それは既出だよ!」という場合に使うそうだ。*2
不思議なのはココだ。上記の例と同様、「ない」を意味する部分について、すっかり省略されている。むしろ大事なのはそこなんじゃないか?って気がするのに、だ。これで意味が通じるんだから言葉の進化は著しい。
ちなみに、やっぱり流行語な「そんなのかんけいねぇ」の場合は
- SKN:そんなの関係ねぇ
と、「ない」の部分が付くそうだ。む、難しい。