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ジョーズ

ジョーズ [DVD]
あえて多くを語る必要なく、この映画はよく出来てますね。(棒読み)

まぁ、棒読みにしたのは、取り上げるのが今更な映画だからで、悪意はありません。そもそもこの映画は今まで何度見たことか!でも、製作から30年経った今でも、映像的に古さ(特にファッション)を感じたとしても、その迫力もストーリー構成も色褪せているものではなく、今なおこの映画の語るものは変わるものではない。

というワケで、ストーリーも省略。
さて、この映画はジャンル的に歯恐怖映画でサメが悪者の様だが、実はサメも一種の被害者である。物語の冒頭で1人の女性の被害者が出たが(この時点でサメは単に目の前を泳いできたエサ)、この段階で「海岸封鎖」が行われていれば、このサメも諦めて遠洋に帰った筈である。それが「商業主義」で「24時間の休みは3週間の休みにあたる!」とかいいながら、対策を渋った人間の方に実は問題があるのである。
この映画は「サメも被害者である」その視点で見ると、この映画もまた少し違って見えると思う。最後にサメが海底に沈んでいくシーンは、恐怖からの開放というより、哀愁に満ちていることに気が付くことだろう。