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スカイ・ファイター 地獄の最終指令

書くか書かないか悩んだんだけど、見たものはやはり書いておきたいと言う気持ちと、そもそも書いておかないとまた見てしまうかもしれないという気持ちが入り混じるような微妙な作品。
しかし、DVDが出ていないのか検索しても出てこない。

ちなみに、原題は「THE FINAL MISSION」らしい。邦題的には最後の4文字だけ。どこにも地獄は無いし、そもそも映画を見ても地獄って感じは無い。多分、ありきたりのタイトルだからなんか付けとかなくちゃ!って感じだったんだろうと思う。そして、「地獄の」とか付く映画は往々にして「ある意味で期待通り」であることが多い。私的に。

さて、ストーリーを説明する。簡単に説明するより、もうしっかりと書き込んだ方がいいと思う。知らない人も多いと思うし、何より自分が忘れそうだし。

アメリカ空軍の最高機密兵器「スカイファイター」(戦闘機)には「バーチャルシステム」が搭載されている。これは、「フルフェイス型HMD(ヘッドマウントディスプレイ)」で、戦闘中のありとあらゆる情報をデジタル処理しパイロットの操作を助ける物である。その映像はまるでTVゲームのようであり、地表をポリゴンで表示したり、建物や戦車などの目標が隠れていても、それらを浮き出す事で、視認性を高めている。
そんな最先端技術のテストパイロットがテスト飛行中に謎の事故死*1を遂げる。調査結果は「パイロットの精神的問題であり技術的な問題はなかった」となった。しかし、一緒にフライトしていた一人の仲間(主人公)は、その結果に疑問を抱き、その真相を確かめるために一人静かに立ち上がる。そして、調べていく内に自分の体にもその仲間と同じような兆候が出ていることに気が付き、実は軍事的な陰謀に巻き込まれていくのであった。(美女あり)

いやいや。私の過去の映画レビューの中でもたぶん最高の行数を稼いだ「ストーリー紹介」だったんじゃないかと思う。普段はコレの半分ぐらいだしね。

で、いろんな意味で「期待通り」です。まず、「最先端技術」というのがもうお約束的なコンピュータグラフィック。省略語であるにも拘らず、これを「CG」と呼ぶのに違和感を感じられるほど。でも、これ実は褒めてます。そもそも今時「バーチャルシステム」なんて名前の付け方が最高です。全く持って期待を裏切りません。ま、今から14〜5年ぐらい前の作品らしいですから「今時」は違うかもしれませんが。というか、当時の流行って奴ですか。

で、この「バーチャルシステム」でパイロットを洗脳してたんだよ!っていうありきたりのオチで終わったりするわけですが。


あ、お約束といえば「美女」出てきます。
はい。「美女」って事で。
それだけで言いたいことが判って頂ければ幸いです。

*1:実際は死んでなかったみたいだけど、ストーリー上は関係なし。というか、生きている方がありえないと思う。あの状況で。