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合言葉はSite Seeing

ザ・チェイス

この映画を最初に見たのは何年前だろう。全く持って覚えていない。
そんな訳で、タイトルもすっかり忘れていたんだけど、録画してあったコレを再生して最初の2分ぐらいで気が付いた。「あ、コレはもしかしてアレか?!」と。

・・・というぐらいインパクトがあったストーリー展開の映画。良かったとか悪かったとかそういうレベルの話じゃなくて。とにかくインパクト。頭の中が真っ白になっちゃうぐらい。

で、珍しく画像が無いのは「DVD」になっていないっぽいから。でもそれも納得しちゃうような映画。夜のゴールデンには放送できないような映画。っていうか、平日の昼間にしか放送できないような映画。前見たときもそうだった気がする。たしかそう。

ストーリーを簡潔に書くと

銀行強盗の濡れ衣を着せられ、懲役が確定したことに自棄になった男が脱走し、その際に偶然大富豪のご令嬢を誘拐してしまったことから始まるハイスピードカーアクション映画。

である。

なんか、これだけ書くとそれなりに面白そうに見えるから不思議だ。今、自分で書いていてもそう思う。不思議だ。

で、結論的にどんなインパクトがあったのかというと、それは百聞は一見にしかずなんで見てもらいたいという気持ちもありつつ、いやいやDVDも出てないんだし見れないじゃん?という気持ちもありつつ。とりあえずいつも通りにダラダラといくつか挙げてみる。でも、これ全部じゃないから。やっぱり突っ込みどころを探しつつ見てもらいたい気がする。というか、そういう映画のような気がする。

そうね、私がジャンルを作るとすれば「ギャク&ラブ・ツッコミ系ハイスピードノンストップカーアクション映画」かな。でも、ここまで書くと売れなさそう。


以下、ネタバレ。

コンビニ強盗シーン
拳銃を奪うシーン。コンビニの店員が警官の拳銃を取り上げて主人公に蹴る際に何度も失敗する。いくらギャグの為とはいえちょっと見ていて寒い。たぶん、このシーンで笑える人は、この後も笑えると思う。最初の関門。
死体ばら撒きシーン
高速に乗ってカーチェイスの最中に、冷凍死体を運んでいるトラックが巻き込まれて路面に死体をばら撒く。しかし、だ。これも見ていて相当寒い。多分、これが第二の関門。
高速道路のラブシーン
ノンストップカーアクションですから?高速道路ですし?車は走り続けます。が、主人公と誘拐されたご令嬢がその気になっちゃうらしくって、そんな中で事に及び始めます。運命とか言ってる場合じゃないです。
マスコミの過剰演出シーン
映画におけるマスコミの扱いはなぜか昔から二極化している。ジャーナリズムを追求している立場か、明らかにバカにされているかどちらか。この映画は後者。バカばっかって感じ。ある意味で、この映画で一番突っ込みを入れられる所かも知れません。見るときは気合を入れて見た方がいいかもです。
採掘現場のチェイスシーン
ここで「ちびくろサンボ」を思い出した人は多分それなりのお年の人じゃないかと思います。そして、ここで笑えればこの映画のラストも受け入れられるでしょう。多分、最後の関門です。
ラストシーン
あの、そのゴージャスな生活のお金はどこから?誰から?銀行強盗もしてないし、駆け落ちみたいな感じだし。娘さんのご両親からの送金ってことでOKっすか?

って感じ。で、こんな映画をなんでダラダラと書いているのかというと、今日(5/21 *1)は時間が余っているから。そして、次にこの映画を見るときにまた「あ、コレはもしかしてアレか?!」を防ぎたいから。
単にそれだけ。
ま、この映画のせめてもの救いは「死体は出てくるが、死人は出ないこと」かも知れない。出てても不思議は無いぐらい派手に爆発したりするけど。とりあえず居ない方向で。

*1:午前年休:過去記事⇒id:kenbot3:20070521:1179708106