みた、こと。きいた、こと。

合言葉はSite Seeing

野菜チャンプルー

「チャンプルー」。それは「混ぜこぜ」の意味。しかし、沖縄以外の日本において「チャンプルー」というと、さも当たり前のように「ゴーヤ」をイメージしてしまう。それは間違っている。あくまでも「チャンプルー」は「混ぜこぜ」だ。ゴーヤはその材料のひとつでしかない。

余談だが、「長崎」で有名な「ちゃんぽん」(お酒の席で使う場合もあるけど)も同じ語源から来ているという説もあるらしい。そういえば、なるほど。「炒飯(チャーハン)」はどうなんだろうか。違うか。

ってことで唐突だが、昨日なんとなく作ってみた「チャンプルー」について書いておきたいと思う。最近は「チャンプルーの素」なんてお手軽調味料も売っているみたいだが、とりあえずそういうのは使わない方向で。それっぽくておいしければいいじゃん?

【材料】

  • 野菜 (最低3種類ぐらいは欲しい)
  • 肉  (結局は何でもいいと思う。お勧めは豚肉)
  • 豆腐 (ないとそれっぽくない)
  • 卵  (なくてもいいけど、あるとうれしい)
  • 油  (ゴマ油とかオリーブオイルでもいい)
  • 調味料(お好みで)
    • ダシの素
    • 塩・コショウ
    • ガーリックとか、唐辛子とか

以上!

量は基本的にテキトーで。こういうのは、自分の感覚が大事だ!
っていうか、野菜は余りモノでGO!な感じだし、特別用意するようなものはない。あとは感性に任せて「混ぜこぜ」を楽しんじゃえばいいだけだ。混ぜこぜ。

【作り方】

  • 豆腐はしっかり水気を切っておく。(超重要)
  • 野菜を適当に切っておく。
  • お肉を油で炒める。ちゃんと火を通す。
    • 塩コショウで軽く味付けをしておくとベスト
  • 野菜も一緒に炒める。
    • 火力は中火〜強火ぐらいを使い、一気に火を通す感じで
    • 基本的な味付けはこの段階でしておくといいです
  • 豆腐は手で解しながら投入。*1
  • 溶き卵をからめる様に投入
    • 溶き卵を作る時に、塩コショウに加えて砂糖を少し入れるとやさしい味になります。
  • 一通り火が通ったら出来上がり。

っていうか、一言で言えば「肉野菜炒めのだし風味スペシャル」だ。塩胡椒だけや醤油、ソースを使った野菜炒めとは違って、全体的にやさしい味わいになるのがチャンプルーの特徴だ。だから、豆腐とか溶き卵なんかが合う訳で。

ただし、チャンプルーを作る上で気をつけて欲しい点がある。特に重要なのは「水気」だ。野菜は炒めれば炒めるほど水気が出やすい。ましてや、解して入れる豆腐からは大量に水気が出る。だから、完成品が炒め物ではなく煮込み系になりやすいという点だ。

そういうのが好きな人なら別にかまわないんだろうけど、野菜のシャキシャキ感を楽しみたいのであれば、豆腐の水気はしっかりと切っておく*2こと。そして火力は少し強めでも手早く調理することを心がけるようにしてもらいたい。大き目のフライパンや中華なべがあればなおさらベストだ。水気が飛びやすいので、炒め物には最適だ!


結局、繰り返しになるがチャンプルーは「混ぜこぜ」の意味だ。材料などは深く考えず、冷蔵庫に野菜が結構余っているな〜という時に「んじゃ、チャンプルーにでもすっか」ぐらいの感覚で作るのが正しいんじゃないかと思う。気合を入れて普段置いてないような食材、「ゴーヤー」だの「きくらげ」だのをわざわざ買ってきたりする必要はないんだ、と思う。

だってこれは「家庭料理」なんだから。

アディオス!

*1:豆腐は "握りつぶす" と男らしいし、ストレス発散になるかもしれない。

*2:こういった炒め物に使う前提の時には、キッチンペーパーを敷いた耐熱皿に、手で解した豆腐を載せて電子レンジで2分程加熱するという荒業もある。