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LF-PK20 / LFA-PC20 (2)

便利なんだが、まだまだ課題も多い「ロケーションフリー」。こういうものは、やっぱり買って体験しないことには課題というものはなかなか見えてこない。

無線LANルータの設定は10分ほどで終わったが、ロケーションフリーな環境を再構築するのに1時間以上の時間を費やした。昨日も述べたが、最初から無線LAN環境になっていればなんの問題も無かったのかもしれない。たぶん、「最初だけは簡単」なんだ。まだ、きっと。

躓いた箇所は主に以下の5つ。

ベースステーションの無線機能の解除
これは「ロケーションフリー」をうたっている関係上、無線機能を止めることは出来ないらしい。従って、PCを無線LANルータに接続して、それ経由でロケーションフリーに使いたい場合は、パソコン側の設定で「ベースステーションを無線APとして接続できなくする(設定を削除する)」必要がある。
ベースステーションの2つのモード
ベースステーションは「AP」と「CLIENT」の2つのモードがある。マニュアルには「接続形態の違い」という記載で書かれている。最初、無線機能を解除するには「CLIENT」を使うのかと思ったが、そうではなかった。結局、CLIENTは「無線でルーターと繋ぎたい時専用」のモードで、ルーターと有線LANで繋ぐ場合には「AP」のままで良いのであった。
ベースステーションIPアドレス設定
当然ルータからDHCPで貰うための設定が可能なのだが、その設定をした後は自分のIPアドレスが不定で変わってしまうため「どこに接続しなおせばいいのか」が判らなくなってしまう。結局、ルータ側でアサインしたIPアドレスを調べて繋いだ。
ベースステーションの再設定方法
マニュアルには「LFA-PC20」をインストールすると出来ますと書いてあるが、それは「最初のインストールの時」であり、一旦インストールをしてしまうと(たぶん一旦削除した後の再インストールなら出来るんだろうが)その辺りは全くサポートしてくれない。再度上書きインストールをしようとしても、「さらりと流されて」終わってしまった。結局、仕方が無いので調べつつ手動で行った。
LFA-PC20の自動接続
パソコンにインストールされる「ロケーションフリーのクライアントソフト」には「前回接続先に自動的に接続する」というオプションがある。自分の家に1台しかない場合は面倒なので当然「これ」を指定しておくと思う(私はそうしていた)のだが、上記の通りIPアドレスが変わってしまうため、ベースステーションに接続できなくなる。というより、このオプションを外さない限り「ベースステーションの接続先設定を一切変更できない」状態になる。*1これ、直感的に判らない。接続先設定はいつでも出来る様にするべきではないだろうか。その上で、「前回接続先に自動接続」という動作にならなければダメだと思う。

この辺りの細かい部分がとにかく判り辛かった。一度判ってしまえば「そういうことか」というレベルではあるんだけど、こんな状態ではまだまだ「一般家電」とは言えないと思う。

過去記事まとめ

  • LF-PK20 / LFA-PC20 (id:kenbot3:20061128:1164675495)
  • LF-PK20 はルータにならず (id:kenbot3:20061210:p1)
  • LFA-PC20 にもの申す (id:kenbot3:20061210:p2)

*1:複数台のベースステーションがある場合でも、このオプションを外さない限り切り替えることが出来ない。