誰が為に
タクシーに乗ってお客さんの所に行った。が、そんなことはどうでも良くて、そこで見たチラシが少しショックだった。いや、こんなことは当然知っていたことなんだが。
広告の内容は、いわゆる「ハウスキーパー」の宣伝だった。「部屋の掃除・選択ほど、メンドクサイものはない。」と書いてあり、「大切な休みの日が掃除・洗濯だけで終わってしまうなんてバカらしい」と煽ってある。*1
そう、確かに「メンドクサイ」ものだし、「バカらしい」事なのかも知れない。でも、それを頼むのに必要なのはやはりお金だ。自分たちが休んでいる間に仕事をしてくれる人を雇うんだから、お金が無くては話にならない。
自分たちが遊ぶためのお金(レジャー費)が必要である。遊ぶための時間を得るためにお金(ハウスキーパー代)が必要である。それらを稼ぐために沢山の仕事をしなければならない。人がメンドクサイと思う仕事をお金を貰って引き受けてしなければならない。
私たちにとって、仕事って何なんだろうか。家とは何なのだろうか。
家の仕事は自分でやるべき仕事ではないという事なのだろうか。