みた、こと。きいた、こと。

合言葉はSite Seeing

義務化成熟社会

値切れる人がいる。
値切れない人がいる。
世の中には様々な人がいて、それぞれがそれぞれの価値観で生きている。
もし、100人が100人とも『原価まで値切れる人』に変わった場合、お店の利益は減り、店は利益を確保するために『原価の水増し』しか無くなる。結果的に、値切る人の生活に値上がりとして跳ね返ってくる。誰も得しなくなる。
逆に、値切らなくてもサービスで最低の金額で買える様になっても、他のサービスを切り詰めるか、最終的には同様の現象にたどり着く。
サービスの質を高める事は大事だ。だが、そのサービスを一様に求めていくと、『サービスの価値』は消滅し、形だけのサービスが義務として残る。
『義務は感謝の心を失わせる』
それが社会の成熟なのだろうか。