FLOATING TOOTH

映画、小説、ドラマやマンガ。私たちは日々様々な『他人の擬似体験』をしているが、その中で語られる言葉の中にはいわゆる『歯が浮く台詞』もたくさんある。
もし現実世界において自分がそんな事を言わなければいけない場面になった時に『うっわ、俺には無理だわ、ごめん』と思わず逃避したくなるものだが、世の中にはそれらをしれっと言える人がいて、そんな人たちを嫉ましく思ってしまう自分がいるのもまた事実。
自分は彼らに『憧れ』て見ているんだろうか。住んでいるのは違う世界だと『認識』するために見ているんだろうか。