機動警察パトレイバー2 the Movie

この３つのシリーズの中で一番、コレってパトレイバーでやらなくちゃいけなかったお話？という気がしなくもない。というよりキャラクターと設定を使っているだけで勿体無い感じなのだ。

ストーリーは今見ても時代を超えて語られるべきものだと思う。架空の戦争とも言うべき政軍事的な戦いは、よく練られたものだと思うし、現実と非現実の交差する映像にはいろいろな想いが込められていることも判る気がする。というかテーマはとても奥深い。

でも、一番この作品で嫌いなのは単純に南雲隊長がかわいそうだからかも知れない。パトレイバーシリーズで一番好きなキャラクター、南雲隊長。後藤さんと幸せになって欲しいのに今回の話はちょっと大人すぎるよ。これ、パトレイバーの世界、南雲さんのお話じゃなきゃ、普通に楽しんだんだろうな。私もきっと。