６デイズ／７ナイツ

正直言って「あぁ・・・。」という感じの感想だったのがこの作品だ。
とまぁ、いきなりそこから入るか？というぐらい凄い感想だったりするんだが、結局の所なんか全体的に中途半端な感じがするのだ。そもそもこの映画のテーマって何だったの？

いや、その前にタイトルについても触れておきたい。これは「６泊７日」なんだろうか、それとも「７泊６日」って意味なんだろうか。どっちなの？どうなのよ。*1

ストーリーは女性編集者が恋人とバカンスに出掛ける。プロポーズもされて気分がいい所だったが、急な仕事で恋人を置いて帰ることになってしまった。オンボロチャーター機で出発した彼女だったが、嵐に巻き込まれて無人島に不時着。パイロットと２人きりとなった彼女。こんなところになんて居られない！と、ヒステリックに泣き叫ぶが、アウトドアの達人なパイロットに頼っているうちにお互い惹かれあっていく。そして、この無人島に立ち寄った海賊達に命を狙われる事件が起こってしまい・・・。

って感じ。で、このパイロットがハリソン・フォード。いやいや、かっこいいね。っていうか、どことなくインディー・ジョーンズ。えっ？そりゃそうだろうって？そりゃそうだ。本人だもん。

でもね〜、なんかそういう状況に陥るまでがやたらと「ご都合的」なんですよね。まぁ、バカンスに来たというのは別にいい。でも、そもそもあんな悪天候の中で恋人をおいて帰るという状況もイマイチわからない。挙句の果てに不時着して海賊に狙われて、恋に落ちて、都合よく彼女が死んだと思っていた彼氏は浮気してて、脱出アイテムも都合よく手に入って、あれだけ拘って帰ろうとした仕事を捨てて島に残って。あ、殆ど全部書いちゃった！（ってことで、ネタバレです。ごめんなさい）

私は問いたい。女性にしてみるとこういう展開っていうのはやっぱりロマンチックなんだろか？と。こんな風に恋に落ちたいんですか？と。もし、その答えが「Ｙｅｓ」だったら。もし、その答えが「だって素敵じゃない」だったら。私はかなりヘコムかもしれない。だって、私には絶対に無理だもん。えへん。＜開き直り

とまぁ、自分の身に置き換えて見た訳じゃありませんが、ストーリーの展開がどうも好きになれなかったらしい。あと、シーンシーンのテンポもイマイチだった気がする。理由は無人島の２人の他に、彼女の身を案じる彼氏側のお話も同時進行するから、かも。

そうだ、思い出した。恋人役がフレンズのロス（デイヴィッド・シュワイマー）なんだ。もうね、完璧なぐらいロスと被る。情けないところとか、美女の誘いに流されて行っちゃうところとか。言うセリフが適当なところとか。とか。とか。

こんな所も私にはどうも気になって仕方がなかったらしい。まぁ、フレンズを見てなければここは気にならないかもしれないけど。ちなみに、フレンズの中で一番苦手なのがロスなんだよね。余談だけど。*2

*1:で、もし日本の邦題がカタカナじゃなくて「７泊６日」そのものだったらある意味最高。

*2:ちなみに一番好きなのはジョーイ。女性はやっぱりレイチェルだ。ってかなり余談。