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機動戦士ガンダム第08MS小隊

機動戦士ガンダム 第08MS小隊 Vol.01 [DVD]
CATVで「一挙放送」と書いてあったので、何も考えずに録画してあったんだが、昨日と今日にかけて一気に見た。全12話。久しぶりに見たガンダムシリーズとしては楽しめた方かな?まぁ、ちょっともう私の年齢的に?かもしれないが、「あぁ、こういう所はもうついていけないな〜」と思ったシーンはあるけれども。

ぶっちゃけ、私はガンダム世代ではあるが、ガンダムマニアではない。だからシリーズを歴史年表的に語ることもできないし、世界観について友人たちと熱く夜を徹して話をするという事は出来ない。だから私に出来ることは「アニメとして見た時の率直な感想」だ。

さて、全体的な印象としては冒頭にも書いたが「楽しかった」だ。ただし、キャラクター設定にちょっと無理がある気がしなくもない。特に愚痴っぽくてやたらと小うるさい「ミケル」は合わなかった。もともとの設定的にも「舞台のお荷物」的な位置づけなんだろうが、最初から最後まで彼の言動と行動にイライラしっぱなし。多分、私の目の前にいたら軽く小一時間は問い詰めるかもしれない。

もう1人個人的に合わないと思ったのが「エレドア」だった。まぁ、戦争という状況では個人の都合など関係ないのでミュージシャン志望の人が戦場で「俺はプロになるんだ!死んでたまるか!」という感じはよく判るんだが、「明日は除隊申請してやる!」などと言っている所で、あれ?そんな簡単なものなの?っていうか、じゃぁ何しに戦争に来てるの?とか思ってみたり。復帰しているし。まぁ、それはカレンがいたからか。私の感覚的にこういうお調子もの的キャラクターは作中に事故等で死んでしまうというイメージがあったんだが、この作品では温かく扱われている。*1


ガンダム・シリーズは全体を通してのイメージで主人公はどこか生い立ちに影があって、思春期的にむやみに哲学して苦悩し、やたらと反発的なところがあるという感じがするんだが、この作品の主人公「シロー・アマダ」はその点サッパリとしていて男らしい。最初のうちは無鉄砲な感じがするが、基本的に自分の気持ちに正直であり、最初から最後まであまり「俺はどうしたらいいんだ!」的に見ているコチラまでイライラするほど悩んだりしない。考え付いたら直ぐに行動するなど、あまりクヨクヨすることなく前向きな姿勢には好感が持てる。最後まで無謀感は拭えないけど。

最後の方で語るのは普通逆だろう?と思うが、ヒロインである「アイナ」については、個人的には「ありかな〜」という感じだったが、気が強い一面を持ちながら、健気でやさしい女性的なところを併せ持つというむしろ「お約束」*2という印象が否めない。まぁ、いろいろな意味で「シロー・アマダ」とはお似合いのカップルかもね?とは思う。話数が少ない関係もあるんだろうが、2人の関係があまりギクシャクせずにほのぼのと出来たのもうれしい。

ストーリーのテーマはもちろん「戦争における愛」である。この愛はシローとアイナの関係もあるが、その結末に至るまでにある2人の基本的な考え方、「罪(戦争)を憎んで、人を憎まず」的な所がシンプル過ぎる感じはあるが、無理に捻っていない所で素直に楽しめたかも。

モビルスーツも物足りなさのないくらいに要所要所で登場し、地上戦がメインという事もあってMSvsMSだけでなく、MSvs人なども見せてくれる。戦闘シーンも迫力があるのでその点も満足できた。


この作品は11話で一旦完結し、12話目に当る「ラスト・リゾート」という作品がある。個人的にはこの作品はなくていいと思った。ハッキリさせていなかったエンディングを語ったものという事にはなっていたが、これについては「そうですか」という程度のお話でしかないと思う。って、かなり失礼な事言ってますが。ごめんなさい。

*1:誤解がないようにあえて書くが、死ねば良かったといっているわけではない。この作品は隊長であるシローの基本的な考え「誰も死なせない」という事を大事にしているので、逆に彼が死んでしまうとラストへのバランスが崩れてしまうと思う。

*2:そういえば、シリーズを通して「兄さん」「妹!」という関係は何でそんなに多いんだ?という気がしなくもない。しかも、殆どの場合は「妹が不憫で不憫で・・・」というパターンが多い。そんな所もお約束。