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みた、こと。きいた、こと。

合言葉はSite Seeing

映画のラブシーン

面白い映画だと、あっという間に時間が過ぎて「えぇ!もう終わり?」とか「あと何分ぐらい?」などとどんでん返しを期待するあまりにラストまでの時間が気になってしまうこともあるが、私が映画を評価する上で注目する時間が別にある。

それは、「ラブシーンが始まった時間」である。

ここで言うラブシーンとは、主人公が(大抵は恋の)相手と絡む(またはそれを髣髴させる)シーンのことで、中学生ぐらいだと赤面しちゃうようなシーンの事を指す。今時キスシーンぐらいじゃ驚かないだろうけど。

映画のジャンルやキャラクターの設定、あまつさえ製作された国によってももちろんラブシーンの表現具合がかなり違うので単純な評価が出来ないことはもちろん判っているが、個人的に感じている一種のパターンがある。それは、

ラブシーンが前半で発生した場合はいまいち。ない、またはラストに近い方がいい感じ。しかも、それが濃厚であれば濃厚である程微妙。

だ。かなり曖昧な基準ではあるが、映画が2時間だったと仮定すると、始まってから1時間以内にラブシーンが始まった場合は、そこから先を「あぁ、これはそういう映画なのね」と冷めた視点で見てしまう事が多い。また、この映画面白いのかな〜と疑問に思い出した時点でラブシーンが始まると、その時間が大体1時間ぐらいなのだ、始まってから。


水戸黄門にも一つのパターンがある。残念ながら(?)ご隠居様の絡みシーンなどはもちろんない訳だが、かげろうのお銀のお風呂シーンは番組中の視聴率が一番高いというのだ。そして、その時間は始まってから30分前後と決まっている。つまり、丁度半分である。

これは「視聴者を飽きさせない為の工夫」として「ストーリー上の必然性もなくお約束的に入れられている」と聞いた事がある。既にお約束を通り越して「文化」と化している感じもあるが。


意図的かは判らないが、映画も同じだと思っている。やっぱりいまいちな映画は、私が飽きてくる辺りでラブシーンが入る。もちろん、目がちょっと覚めてしまう訳で、その効果の程はあるような気がするが、そういう映画の場合は流れ的にあまりにも唐突で、主人公達の気持ちの点でかなり無理がある事が多いのだ。主人公同士が「よく判らないけどその気になって」という流れで、見ているコチラが「なんで?」と思ってしまうのだ。


もちろん、ラブコメな映画の場合は「ソレが売り」な所があるので、ラブシーンが早めに入ってくる事も少なくない。だが、緊張感を伴うアクション映画(特にカーチェイスモノなど)では「そんなことしている暇、なかっぺよ?」と呆れるほど強引な展開の場合が多く見られる。逃亡中のホテルで、とか捜査中に、とか。そして、そういう映画ほど見終わったときのガッカリ感が強い。

具体的に時間を計って例を出せれば良いのだろうが、そこまで細かく調べるほど気合が入っているワケでもないので、割愛させていただく。でも、映画においてラブシーンは必ず必要か?というと、なくてもいいのにな〜という作品も少なくないと思う。*1

*1:個人的には「タイタニック」の車のシーンも必要だったか?と思っている。だってお婆さん、貴方はその直前に「彼はそんな事する人じゃなかったわ」とか言ってませんでした?セリフはちょっと違うと思うけど。女性にはやっぱりあった方が共感できるのかなぁ。あれは「女性の決意の表れ」って事でやっぱり必要なんだろうか。