エイリアス
昨日、電車に乗っていたら20代ぐらいのOL風の女性4人組が座って楽しそうに話していた。別に珍しがるような感じではなかったのだが、朝の通勤電車ではあまり聞かない単語が聞こえてきた。
「誰かニンニクいらない?」
・・・ニンニク?夜の電車だったら何処かで食事した後とかでもしかしたら聞くこともあるかもしれない。でも朝は余り聞かない単語の様な気がして、いきなり気になりだして悪いと思いつつ聞き耳を立ててしまった。その後もニンニク談義が少し続いたが、その中の一人の言葉に一瞬おや?と思った。
「でもニンニクって何に使うの?」
多分、彼女も「料理に使う」ぐらいは知っているんだろう。もちろん、こう言うからにはあまり料理をしない人なんだろう。周りの友達も多少の驚きを見せたものの、「パスタとかに入れるじゃん」とか「スープとかに入れても美味しいよね」とか言っている。私も「餃子にも入っているぞ」とか思ったが、いくらなんでも彼女だって食べた事がないワケじゃない筈だ。
と、そこで気が付いた。もしかして、彼女は
「ニンニク」=「ガーリック」
であるという認識がないんじゃないだろうか?と。彼女は「ガーリック」なら知っているけど、「ニンニク」を食べていたと思っていなかったんじゃないだろうか?と。それなら納得がいく。
似たようなもので「ジンジャー」は「生姜」、「ターメリック」は「ウコン」、「セサミ」が「ゴマ」等も、ふと勘違いしてしまいそうになる代表かもしれない。きっと、他にもたくさんあるだろう。私も気付いていないだけで。