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みた、こと。きいた、こと。

合言葉はSite Seeing

浪人街

浪人街 [DVD]
私が見たのはTVで放送されたものだったが、今はDVDが出ているらしいと言うことで、一応紹介してみることにしたのがこの作品。「浪人街」。

もともとは映画として存在し、「舞台化不可能」と呼ばれていたこの作品だったが、時代を経て昨年「舞台化」されたものを録画した物だ。言わずもがなの時代劇モノ。TVでみてもその迫力が伝わったが、ライブでみたらどれほど興奮したことだろうと思うと、映画とは違い二度と見られない定めである演劇は、お金も時間も惜しまずに見るような根性が必要なのかもしれない。

さて、それは兎も角として、何がどう面白かったのかを書いてみたい。

この作品の見所は、なんと言っても「中村獅童」、その人である。えぇ?主役は「唐沢寿明」と「松たか子」と「伊原剛志」でしょ?と言われればその通りである。もちろん、すごい。特にその人をバカにしたかのようなムカつく所があるもののどこか憎めないような飄々とした性格を演じられる「唐沢寿明」の演技はやっぱりスゴイよな〜とも思うし、「松たか子」の女性的で可愛らしいけれど、明るく強く生きていくことの出来る感じを見せているところもやっぱり魅力的だ。誠実で不器用な浪人の先生役を演じている「伊原剛志」も味のある演技でどこか笑いを誘う。

でも、だ。何はともあれ間違いなくスゴイのが「中村獅童」だ。ハッキリ言って、この演劇を観終わった後はしばらく頭の中で「あーかーうーしぃ〜」というセリフが頭の中をグルグル回っていた。自己紹介するときの彼の名前「赤牛弥五右衛門」の事だ。服装も真っ赤で、体つき、その酒豪っぷりなども、なるほど本当に「赤牛だ」と、最初から一発でキャラクターが目に焼きついてくる。

最初にそれぞれの人の生き様を紹介し、そして世の中で起きている事件や背景が明らかになる。その後、ある事件が起こり、それが運命であったかのように、その事件に巻き込まれていく浪人たちの物語。

本当なら詳しく書きたいが、やっぱりこれは実際に見てもらったほうがいいと思うので我慢して書かない。そして、その戦闘シーンの迫力は、やっぱりライブで見たかった!という迫力満点の長丁場であり、これを毎日の様に彼らはステージで披露していたのか!?と思うと、本当に俳優ってスゲェ!と呟いてしまう。

俳優とか女優に全くといっていい程、興味がない私だったが、この日を境に「赤牛」のキャラクターが頭から離れなくなってしまったのだった。*1

レンタル出来るかどうかはわからないが、演劇と時代劇に興味がある人ならば、これは見てもかなり楽しめる。「あーかーうーしぃ〜」もとい、「あ、買うし?」。買ってもいいかも。

*1:とはいえ、どうしても「中村獅童」という名前を忘れてしまい、「赤牛」としか出てこないのは、もはや病気の粋だが