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トゥー・ウィークス・ノーティス

トゥー・ウィークス・ノーティス 特別版 [DVD]
折角なので「恋愛映画」を書いてみる。とかいっても、お気に入り映画という訳じゃなくて久しぶりに見ただけなんだけど。

しかしこれ、男性が見るのはどうなんだろう?とか思う。キャッチコピーが「好きだと気付いたのは、辞表を出した後でした」とか、そんな感じだったから、ちょっと期待して見たんですが、私が勝手に想像していた普通の社内恋愛的なストーリーじゃなくて、ちょっと異常とも言えるキャラクター設定にあっけにとられてしまった。

ちょっと長くなりそうなので、この先は「続きを読む」で!

いや、ルーシー(サンドラ・ブロック)はいい。そういう人もいると思うから。酔った時とかの表現にいささかやり過ぎな感じは否めなかったが、そのぐらいはまぁいい。むしろキャラクターとしては好きな方だ。だから「そんな奴はいねぇ!」的に異常に感じたのはジョージ(ヒュー・グラント)の方だ。あまりの「バカ殿」っぷりに「なんでこんな人を好きになるの?」と正直疑問に思わざるを得なかった。これ、女性が見たら「魅力的な男性」として映るんだろうか。だとしたら、私はこうは成りたくない。と、思った。ちょっときつい言い方だけど。

「母性本能をくすぐる」という言い方をすればいいのかもしれないが、そうだとしても私の(男性ですが)母性本能はくすぐられなかった。むしろ、めちゃくちゃムカついた。ほんと、世の女性はどう思ったんだろう。


そういえば、2人の関係を表現するのに時間をタップリと使っているが、ジョージの女性関係を示唆するようなシーンは沢山ありつつも、ルーシーの男性関係を示唆するようなシーンは殆ど出てこない。会話の中で昔の彼氏の話はチョイチョイ出てくるが、シーンとして無いので、あまりにも弱い。もともと恋愛の下手な女性という設定なのかもしれないが、ジョージの良さを見せるためには比較対照としての男性を出すべきだったんじゃ?と思ってしまう。

あと、ルーシーの壊れっぷりもちょっとナンセンスだ。環境保護運動に力を注ぐルーシーは、お金の使い方にはかなり厳しかった。ちょっとイライラすると過食気味だが、チャイニーズ・ファーストフードなんて頼んでいる辺りがとても庶民的だ。なのに、ジョージと付き合ううちにその辺りの金銭感覚がモヤモヤとなってきてしまい、最後の方は明らかに「無駄遣い」にも関わらず順応している。ラストを考えると「サクセス・ストーリー」とは言い難いところがあるので、設定的に逆の方が良かったんじゃないか?と思ったりもする。まぁ、ネタバレになるのでこの辺りで止めて置くけど。。。


って、今日、この日に紹介する映画じゃなかったのかもしれない。まぁ、いいや。