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ブロンド・ライフ

ブロンド・ライフ [DVD]
タイトルを見た時に思った。「これ、何だ?」って。主人公のレイニー役には「トゥーム・レイダー」の「ララ・クロフト」でお馴染みのアンジェリーナ・ジョリー。いきなりブロンドで登場するので、別人かと焦る。

ジャンルはロマンチック・コメディーになるのかな?ローカル局とはいえ、レポーターとして人気のあるレイニー。仕事に恋にと順調な日々を送っていた彼女、とうとうニューヨークの大手テレビ局へ異動の話が出る。ところが条件として出されたのはプレイボーイのカメラマン「ピート(エドワード・バーンズ)」と組む事だった。そんなある日、未来を予言するというホームレスの「ジャック(トニー・シャローブ)」の取材をすることに。そこで、「あと一週間の命だ」と自分の未来を予言されたレイニー。彼女の人生は、この日を境に大きく変わっていくのだった・・・。

って感じか。細かいところを省けば。


さて、タイトルにある「ブロンド」の意味について考える。
アメリカでは、女性の半数近くが「ブロンド」に染めると言われている。ブロンドは純真さと若さ、そして美の象徴としてのイメージが古くからあるからだ。あのマリリン・モンローもブロンドに染めていたというのは驚くべき事実だ。そして、男性が好む理想の髪の色は、やはりブロンドが好まれる傾向にあるらしい。

そう、主人公のレイニーがブロンドなのは、そこにある。他の人に憧れられるようなキャラクターであると言うことだ。順風満帆の人生。だからといって、ブロンドだから常に優遇されるわけではない。ブロンドだったからと、無条件で子供の頃からもてていた訳ではない。TVを通して見られる彼女は成功しているように見えるが、家族のこと、友達のこと、恋人のこと、それぞれいろいろと悩みがある訳だ。なるほどね。

でも、率直な感想としては「ブロンド」でなくても良かったんじゃン?と思ったりする。別にタイトルとして「ブロンド」にこだわる必要はなかったんじゃないかと思う。ま、タイトルに惑わされず、「人生観を見つめ直す」というテーマを楽しめればよいのかと。結局はコメディーだし :p