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みた、こと。きいた、こと。

合言葉はSite Seeing

ヤナ感じ

過去何度も下っている那珂川。今日から2日間の「カヌーツーリング」に参加した。
別にルールがあるわけではないが、川を数日かけて下る場合は、上流から下流に向けてルートを分断して設定するのが普通だ。前日のゴール地点が次の日のスタート地点、となり、トータルして「この区間を下ったね」と。。。しかし、この日はコレが前後逆で「大瀬〜なかのや(県境)」「烏山〜大瀬」になってしまった。ま、不都合な訳じゃないんだけど。という訳で、スタート地点の「大瀬」にやってきた。ところが川の中に巨大な建造物が出来ている。今までのカヌーツーリングでは見なかったものだ。

川幅の2/3ほどを竹や木の杭や板で堰き止めてあり、水が一箇所に集中するように流れている。集中した場所は竹でスカスカのスロープが作ってあり、水は竹と竹の間を縫って流れ出るが、運悪くこの場所に来てしまった魚は流れに逆らえずに打ち上げられ、手づかみで生け捕りにされる。ターゲットは主に鮎。これが『やな』と呼ばれるもので、もともとは漁の一種だったが最近では「観光やな」として観光客を楽しませる為に設置してある。夏の暑い時期だと、ファミリーが大挙して押し寄せて、キャーキャーいいながら(主に子供がですが)魚を追いかけている光景が見られる。とまぁ、ソレが設置してあった訳だ。写真では判りづらいが、中央に竹で出来たスロープがある。これがヤナ。
言うまでもなくカヌーでは「川下り」を楽しむので、こういう「やな」は文字通り「ヤナ感じ」な場所となる。魚でも泳ぐのがキツイほどの水量と流速の川の上を、カヌーで漕ぎあがることは殆ど不可能。魚よろしく、カヌーごとヤナに打ち上げられるのが関の山だ。となれば、下手したらカヌーがヤナで押しつぶされたり、逆にヤナを壊したりすることも考えられる。ハッキリ言えば危ないことこの上ない。カヌーをやる立場にしてみれば、川の中にある人工物ほど危険な物は無い。
普通は夏の間だけあるもので、既に10月も中盤に差し掛かった今の時期にあることは殆どない。来月ぐらいになると、今度は鮭が遡上してくるので、ヤナはその邪魔な存在にもなるため、毎年撤去しているのだが、どうやら今年は暑さが続いたのと、連続してくる台風のおかげで水量が作業をするには多くてそのまま残ってしまっているようだった。もちろん、観光客は殆ど居なかった。(ヤナに降りている人は誰もいなかった)
いつもの出艇場所がこんな感じになっていたので、カヌーを出す事が出来ない。こまったな〜と、ヤナを管理している風なおじさんを見つけて問い合わせると、漁師特有の?つっけんどんな態度ではあったけど、「ヤナの下から出るんなら構わねー」という答えを得る事が出来た。無事、ツーリング開始。
もし、このヤナに気付かないでココをゴール地点にしていたら、接岸できずにヤナに打ち上げられていたかもしれない。あー、おっかなかった。