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ゆで卵メーカー。

今日はネタが無いのでかなり脱線。
一人暮らしの人は無い事もあるかもしれないが、殆どの家庭に1つはあるもの。それが「炊飯器」。最近は炊飯器でご飯以外も作ったりするらしく、人気が再燃してたりする。シチューや煮物、蒸し物、はたまたケーキなんかも作れるらしい。ホットケーキ・ミックスで蒸しパンみたいなのを作るんじゃない。本格的なのだ。
9月に発売されたばかりの三菱電機のクックジャーは、内釜にバターを塗り、薄力粉、砂糖、卵、そのほか入れたいケーキの材料を混ぜた物を入れてボタンを押せば、ちゃんとしたケーキが出来上がるらしい。なんつーか、すごい便利ジャン。
中には「温泉卵」なんてメニューも作れる製品があるようだが、ここはそんな高機能じゃない普通の炊飯器で「ゆで卵」を作っちゃおう!という、「ゆで卵メーカー」の作り方を説明したい。炊飯器から出る蒸気の熱を利用して作る訳だが、1回ご飯を炊けば1個できる。ゆで卵が1個あるだけで、自分の料理の幅が広がるぞ!ほぐしてサラダに加えてもいいし、次の日にラーメンに入れてもいい。半分に切ってカレーライスに乗せるだけでも色合いが良くなるし、もちろんお弁当が1品増えたりする。

さて、作り方だが材料はいたって簡単。

  • 350mlのアルミ缶 1個
  • 竹ひご(焼き鳥の串でOK) 2本

以上。道具に「缶きり」「千枚通し」「トンカチ」があれば基本的に出来る。それぞれ無くても工夫すれば出来るかもしれない。千枚通しはクギで代用で来るするし。缶は最近スチール缶がやたらと多い。炭酸飲料でもスチールの事があって驚いたりする。スチール缶でも出来るが(写真は実はスチール缶)、錆び易いのでオススメはアルミ缶。気にしない人はどちらでも。加工の手間は同じぐらい。
最初に竹ひごを通す位置をマジックなどでマークします。2本が平行になるようにするんですが、竹ひごを通す高さは「飲み口」側から下1cmぐらいの場所。コダワリは無いけど。この位置だけは後で変更が効かないので、とりあえずマヂメにマークする。
そしたら千枚通しとトンカチでガツン!と穴を開ける。合計4箇所。穴の大きさは「竹ひごが通ればOK」。言うまでもないですか。缶が変形しやすいので力加減は程ほどに。
次に空き缶の「飲み口」部分を缶きりでキコキコと切り取る。切り取った後はギザギザが出来て手を切りやすいので注意。ヤスリがあれば削った方がいいです。切り取ったら中が良く見えると思いますので、さっきの穴に竹ひごを通して遊んでみてください。
最後に「缶の底」に当たる部分に適当に穴をガツン!ガツン!と開ける。好みで10個ぐらい。で、完成。
竹ひごを外した状態で、缶を逆さまにし生卵を入れる。竹ひごを2本通し、卵が落ちてこないようにする。缶を写真の様な「底が上」の状態にして、炊飯器の上に載せる。あとは普通にご飯を炊けば「ゆで卵」は無事に出来ている。どうよ。
とはいえ、卵を缶に入れるときに最重要なポイントがある。

卵は空気室のある側を「上」になるようにセットする。

だ。缶の加工は適当でも、多少失敗していてもたいした問題ではない。これが一番重要だ。最初に書いた通り「炊飯器から出る蒸気の熱を利用」する。蒸気は炊飯器の蓋から出てくる。つまり、下から吹き上がる形だ。この「ゆで卵メーカー」をセットすると、卵は下から加熱・固まっていくことになる。空気というのは熱によって膨張するのは小学校で習う理科の問題だが、空気室が下側にあると熱によって膨張し、卵の中身を上に押し上げてしまうのだ。やわらかい卵の殻は結果的に割れてしまい、無残な形となってしまう・・・。なので、コレだけは守っていただきたい。
バナナホルダーに続いて、見た目はアレだが、効果は保証できます。よ。