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みた、こと。きいた、こと。

合言葉はSite Seeing

2・続編

映画が公開され、大ヒット!を記録したりすると大抵「〜〜2」を作ったりする。そして、「おもしろくなくなった」という結果につながることはしばしばある。また、TVドラマを映画化する場合にもよくこの現象が起きるが、これはTVドラマで何時間もかけてやる人物同士のつながりや伏線を2時間程度で収めようとしたりしてストーリーに無理が生じてくることから起きていると推測できる。

また、これらの映画は前作やTVドラマを知らないと結局楽しめないというものも結構ある。作り手としてはリピーター+新規顧客!を狙っていたのかもしれないが、結局は新規顧客というよりリピーターだけを楽しませることにもなりかねない。

先日、ゲームセンターに久しぶりにいったら「ダンスマニアックス」というコナミの新作ダンスゲームがおいてあった。すごい人だかりが出来ているのでさぞやすごいダンサーでも!?と思って遠巻きに見てみたが、結局プレイしているのはどうやら「ゲーマー」さんだった。

いや、その「ゲーマー」さんもそれなりにうまいしどんどんクリアしていく。だが、その人が終わっても次にプレイするのはやはり「ゲーマー」さんなのだ。遠巻きに見ている人達は見ているだけで、プレイする気配はなかった。きっと「ゲーマー」さんたちはいままでも同様のゲームをやってきた人たちなのだ。つまりはそういうことだ。

メーカーの言う「新規顧客獲得のための」というのはこの場合幻想でしかない。たしかに、beatmania をはじめとする音ゲーは新たなジャンルを作り、新しい顧客をゲームセンターに引き込んだ。DDRもダンスゲーとして新規顧客をひきこむことに成功したかもしれない。だが、そのプレイのし方こそ異なるが結局は続編を作っている限り基本的に新規顧客獲得は難しい。

ゲームレベルを下げる(簡単にする)とリピーターの人に「つまらない」といわれる。だから、より難しくしたり、ルールを複雑にしたりする。それでも「つまらなくなった」と言われることだってあるのに、結果としてゲームレベルが上がるので初心者には難しすぎるという結末を迎える。新規顧客獲得!とはなかなかうまく行かないものなのである。

だが、手堅いヒットを狙いたいメーカーはどうしても続編を作りたがるし、ユーザーも結構それを求めていたりする。それは音ゲー、ダンスゲーに限らない。シミュレーションゲームもそうだし、アドベンチャーゲームだってそう。そもそも、難易度なんてものは存在しないかもしれないが映画だって他のものだって、結局は同じなんだと思う。

こういったものは荒地と同じ。荒地を耕してまで畑を作るべきなのか。作った畑に種を植えてみなければ芽が育つか、花が咲くか、実がなるかわからない。花が咲くってわかっているすでに耕した畑に種をまく方が安全で確実だ。でも、同じ畑で種をまきつづければ畑は痩せて行く物である。
なんか、そんなことを改めて考えさせられた。