家庭円満の象徴。

客先で開発中、妙に盛り上がった話題があった。
出だしはどうでもいい話だったと思う。寒い季節だから鍋がいいよね。鍋といったらやっぱり一人で食べるもんじゃないよね。家族とか友達が集まってわいわいやったほうがいいよね。とか、こんな感じから始まった。

昭和の頃、家族みんなで集まって食べる理想の食事といったら
「すきやき」
だったと思う。そう、すきやき。鍋物の定番。すきやき。みんな大好きすきすきすき焼きって感じ。ハンバーグ、カレーライス、オムレツ。子供も大人も大好きだが家庭円満というにはちょっと物足りない。やはり「すきやき」がぴったりなのだ。

ところが、これは昭和の頃の話。
昔はテーブルの上で鍋ができるのはかなり裕福な家庭のイメージだったが、いまは平成の世の中。テーブルで鍋ができるのは当たり前。なら違うものがあったっていいじゃないかということで決定したのが
「手巻き寿司」
でした。

一人でやる手巻き寿司もすきやきに負けず劣らずかなりつまんない。やっぱり家族集まってやるべきだ。友達と集まってやるにはちょっと地味だし。それならバーベキューや焼肉なんかが定番だ。

回転寿司や立派なお寿司屋さんで食べる寿司とは違い、家庭的なあたたかいイメージといろいろな具を自分なりにアレンジし、欲張りすぎてご飯が多くなって口いっぱいにほおばる子供、子供のためにちょっと巻いてあげるお母さん。ビールを飲みながらそんな光景を見守るお父さん。

んー、絵になる。
というわけで、平成の家庭円満の象徴ともいえる料理は「手巻き寿司」に決定しました。勝手に決めてみましたが。
Let's 手巻き寿司 !!