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CUBE

CUBE ファイナル・エディション [DVD]
ヴィンチェンゾ・ナタリー監督 1997年 カナダ。
そういうタイトルの映画を見ました。ビデオで。結構有名なんだと思うけど、私は初めて知りましたし、ちょっと感動・・・?しました。

「ホラー」に分類されているそうですが、これはホラーなんだろうか。サスペンスなんだろうか。サイコなんだろうか。わからない。。。
もう、説明のしようのないストーリーなんですが簡単に説明すると

『密閉された閉鎖空間の中で、死と向かい合わせの極限状態に置かれた時、恐怖感は人間の本性をむき出しにする。』

これだけ書くとふーん、ありがちじゃん。という感じなのですが、(ううっ、文才の無さを痛感する)いや、ありがちなのかも。設定としては。でもなぜかその閉鎖空間の演出の仕方に感動しました。こんなにシンプルでこんなに奥の深い表現方法があったのかという感じ。っていうか、詳しく書くとすべてネタバレという恐ろしさ(爆)

最近流行りの「制作費何十、何百億円!!!」というバブリーな映画が多い中、こんなにシンプルな画面・ストーリーでいいのか?というぐらい質素なんですが、私は目を離せない緊張感に絶えず包まれたまま、最後まで画面くぎづけにされました。映画というよりOVAと言った方がいいのかもしれない。うーん、ちょっとちがうか。
(なんと CUBE は制作費5000万円ぐらいらしい(詳しくは不明))

とにかく、もし見てない人がいたら見る事をオススメ。
ただし、「最後に納得のいくオチが欲しい」という人には向かないかも。でも、オカルトが嫌いな人でも見れます。そういう怖さはないから。どんな恐怖映画よりも"納得感のない満足感"をえられる映画とさせていただきます。