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合言葉はSite Seeing

ゲームの中古販売。

いま、ひそかに話題になってるのがこれでしょう。たぶん。中古販売を良しとするか否か。最終的には結論が出るでしょうがやっぱり考えてみたい。(議論方向的には裁判とは全然違ってますけど(爆))

単純に考えて中古ってのは何だろう。中古販売が認められているものといえば「中古車」「古本屋」[質屋」が代表的だ。これらは基本的には「中古=品質が劣化している物」という事になる。つまり、本は破れたり汚れてるかもしれないし、車はエンジンが摩耗してたりデザインが古かったり・・・ということだ。新品と品質自体が違っているという事だ。

視点を変えるが「レンタル」はどうなるんだろう。レンタルは販売ではない。認められているものといえば「レコード・CD・ビデオ」「洋服」「レンタカー」等など。洋服やレンタカーはダビング出来ないが(笑)CDやビデオはダビング出来る。これでは販売元は損をするのではないか?しかし、これはダビングをする際に「新品よりも品質は劣化する」という事がある。CDはカセットテープやMDに。ビデオは別のビデオに落とす時に(多少)画質が劣化する。

では、品質が劣化しない・・・と考えたら中古市場は成り立つのだろうか。ここに問題になっているゲームが登場する。問題を単純化する為に「ゲームのダビング(コピー)」という点はここでは考慮しない。

Aさんがプレイしたゲームを中古でBさんが買う。BさんはAさんと「ゲームの質」としては同等の物が得られる。ゲームの品質は劣化しないからだ。違いは「払ったお金」と「プレイを開始した時間」だ。「新品を買った喜び」というのはあると思うがこのあたりは個人差なので無視する。つまりAさんはBさんよりも先にプレイしたという点においてお金を少し多く払った・・・とも解釈出来る。

ここに「永久的に走り続ける車」があったとしよう。これは中古としてみとめられるのだろうか。永久的に走る続けるという事は品質が劣化しないという事だ。もし、中古が認められれば出荷した車は半永久的に道路を走り続ける事になり、ある1点まで到達するとそれ以降は車は売れなくなるはずだ。したがってメーカーは近い将来倒産するだろう。そういう事だ。

だが、次々と「欲しくなるような新しいデザイン・コンセプト」の車が出てくれば消費者はこの車を捨て新しい車を買う事だろう。
もしかしたらゲームも同じ事がいえるのではないだろうか。

 「ゲームはなまもの」。

流行(はやり)という品質も存在する。